その他の業績

基本情報

氏名 永田 浩三
氏名(カナ) ナガタ コウゾウ
氏名(英語) Nagata Kouzou
所属 社会学部 メディア社会学科
職名 教授

タイトル

書評「ゲッベルスと私」北海道新聞

著者

永田浩三

著書種別

その他

誌名

北海道新聞

出版社

北海道新聞社

 

 

開始ページ

 

終了ページ

 

出版年月

2018/09/02

査読の有無

無し(査読無し)

招待の有無

無し(通常論文)

記述言語

日本語

掲載種別

書評,文献紹介等

ISSN

 

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概要

本の表紙の写真。静かにうつむくその人はまるで固い甲羅でおおわれているように見えた。ヒトラーの右腕の宣伝相ゲッベルスの秘書だったポムゼル。長い沈黙を破って取材に応じたとき103歳だった。本書は彼女へのインタビューを柱に、政治・社会学者ハンゼンとドイツ近現代史の研究者・石田勇治による解説とで成り立っている。戦争当時の気持ちとそれまでの悔恨が入り交じり、嵐の時代を生き抜いた人ならではの陰影に満ちた書だ。

 彼女はゲッベルスらの悪をどこまで知っていたのか。

 強制収容所を、「政府に逆らう人たちを矯正する施設」だと思い、ユダヤ人の友人エヴァに対しても、収容所にいる方が安全だと信じていた。

 ナチス批判のビラをまき処刑された「白バラ」運動のショル兄妹について熱く語る。「私は臆病者だから抵抗運動に参加することなどできなかった。黙ってさえいたら、今頃きっとまだ生きていたのに」。だがこうも付け加えた。「今なら私もあの子たちを尊敬できる」

 ゲッベルスの有能な秘書だったポムゼル。対比されるのは、ユダヤ人の哲学者アーレントに「悪の凡庸さ」と評された、ナチ戦犯アイヒマンだ。近年の研究では、アイヒマンは命令に従っただけでなく、全体主義思想に裏うちされた権力者だったことが明らかになってきている。

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