論文

基本情報

氏名 小田原 敏
氏名(カナ) オダワラ サトシ
氏名(英語) Odawara Satoshi
所属 社会学部 メディア社会学科
職名 教授

タイトル

多メディア環境下のメディアと社会的機能 〜ラクイラ地震におけるメディアと市民〜

著者

小田原敏

担当区分

単著

誌名

ソシオロジスト

出版社

武蔵社会学会

 

19

開始ページ

1

終了ページ

18

出版年月

2017/03

査読の有無

有り(査読有り)

招待の有無

無し(通常論文)

記述言語

日本語

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

1344-6827

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

ID:PMID

 

URL

概要

2009年4月9日、イタリア・ラクイラで大きな地震が発生した。犠牲者は309名と多く、地震直前に政府市民保護局が出した「安全宣言」が被害を大きくしたとして、この記者発表に関わった行政官、学者ら7人が起訴された。1審は全員有罪、2審は行政官のみ有罪の判決だった。地震前後の新聞、当該テレビニュース、現地の識者(大学研究者)、そしてラクイラ市民へのインタビューでわかったことは、日本で報道されていた、学者の地震予知失敗が起訴理由ではなかったこと、インターネットも含め多くのメディアがあったにもかかわらず、不安を抱えていたラクイラ市民に有益な情報は皆無であったこと、そして、安全だと行政官が発表したことをそのまま「ラクイラ市民には朗報だ」と報じたテレビは、安全宣言のニュース報道が被害を大きくした可能性があり、この点で責任を問われた7人と根本的に変わりがない。多様なメディアがどのような性質の情報を流しているのか、再考する必要がある。

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